インターネットの発達に伴って様々な働き方が出てくる中で、フリーランスのプログラマーとして自立して生計を立てようとする人が増えてきています。
フリーランスの醍醐味は自分のペースで仕事をすることができるということですが、一定以上の収入を得ようとすると複数の仕事を同時並行的にこなさねばならず、そのために必要となるスキルとしてタスク管理を挙げる人が多くいます。
確かにフリーランスにとってタスク管理は重要ですが、タスク管理への意識が強すぎるとデメリットにもなります。
そもそもタスクを管理する目的は、何をどのように処理していけば効率的に仕事を終わらせることができるかというのを整理することにあり、結果としてソフトウェア開発などの納期に間に合うように仕事を終わらせることができればよいのです。
ここで、タスク管理をしなければならないという強迫観念に苛まれてしまうと、全てのタスクを処理し終わって何もやることがなくなったことに恐怖感を覚えて次から次へと仕事を詰め込むことになりかねません。
本来であれば、早めにタスクを終わらせることができたのであれば、休暇を取ったり、それでも余裕があれば次の仕事を入れるというのが理想的ではあるのですが、そうせずに仕事を入れすぎた結果として無理がたたって体調を崩すということも起こり得るのです。
そのため、タスク管理を行う場合は、あくまでも仕事を効率化するためであるということを念頭におくべきであり、決して必要以上に仕事を抱え込みすぎないことが重要となります。